今週末に開催される「海の・・・展6」の有麒堂ブースにて、陶芸家の有麒堂さんと深海マザーのコラボ作品が展示販売されます。
カップメンダコが焼き上がりました
深海マザーが所有している型へ、陶芸家の有麒堂さんが粘土を練り込み、1250℃もの高温で焼き上げたカップメンダコです。従来のカップメンダコに比べ、食品周りという環境での使用や耐熱性、重量感などの機能性を考えると最も適した素材だと言えます。
※以下、画像は有麒堂の悟さん撮影
有麒堂・悟さんの衝動
2017年6月、かなざわ珈琲世田谷店でのトークイベント中に展示されていたカップメンダコの型を、観覧に来られていた有麒堂の悟さんが「コレ、いいですねぇへっへっへ」とお持ち帰りになったのがきっかけです。
私は型を見ると樹脂を流し込みたくなる衝動に駆られますが、悟さんは型を見ると粘土を押し付けたくなる衝動に駆られるようです。その後、私は悟さんが型を持ち帰ったことをすっかり忘却していましたが、その間に粘土で複製されたカップメンダコが地獄の窯の業火に焼かれているとは知らず、忘れた頃に完成写真が送られてきたときは驚きました。
こちらも型に粘土を押し付けるという製法ですが、天然素材で彩られたスケーリーフットを一つ一つ手に取って眺め、愉しんだ憶えがあります。これは、過去うみてんでも販売された作品です。
また、先のトークイベントで大好評だったスペシャルメニューの「ラブカプレーゼ on ラブカ皿」のお皿の新バージョンも作られたそうです。以前のものは、素焼きの状態で目の部分にオリーブを乗せるための「オリーブカップ」があったのですが、新型では釉薬がかけられ、目もグリーンのガラスで満たされています。
有麒堂の悟さんは、有紀さんが生前に創られた作品を持ち運び、ご自身による新作も掲げて出展されるそうです。うみてんへご出航の際はぜひ作品をご覧になってみてください。
β版とは?
樹脂を流すという前提での型を使用していますので、樹脂よりも収縮率の高い粘土では、乾燥すると一回り小さくなるそうですが、黒いほうは多少収縮が小さいようです。
※型サイズ=従来型カップメンダコサイズ
すると、カップメンダコのくせに急激に即席カップめんに適応できなくなり、スープに没する恐れも出てきます。陶器ですので沈没しても麺やスープ、謎肉などに影響はありませんが、カップメンダコではなく、ドップリメンダコになってしまうのは問題なような気がしますので、そういった意味でのβ版となります。
ただ、即席カップめん付属の紙蓋の開封は半分までという前提であれば、カップメンダコはカップメンダコとして居られ、機能してくれるはずです(今後は陶芸品専用の仕様として改善していく予定です)。
悟さんは、不完全ということで「展示」扱いにされるそうですが、「イケズ」と言えばたぶん売ってくれると思います。
※ ここまでいろいろとわかったような口の利き方をしていますが、制作に関して深海マザーはあまり関わっていませんので、詳細は会場の悟さんにお尋ねください。
海の・・・展6イベント情報
今年で6回目となる「海の・・・展」は、浅海と深海を分け隔てない海系クリエイター群衆が展示販売する通称「うみてん」と呼ばれる展示即売会で、海が好きな方たちから大変親しまれています。
海好きの方はもちろんご興味のある方はぜひお立ち寄りください。
2018年4月14日(土)・15日(日)
東京都渋谷区神宮前3-20-2(1階)
デザインフェスタギャラリーEAST101
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