愛とチムニーの日々

立っているところ

家の水槽の飼育水が蒸発しにくい程の湿度。
この時期は蒸発分を補うための足し水を行う頻度が少なくて楽だ。

今朝、チムニーの様子をチムニーに見つからないようにこっそり覗いてみたら、先端部分の形が変わっていた。折れて下に崩れ落ちたようだ。しかし噴き出すブラックスモークは勢いを増し、折れた分を補うように成長している。このような一連の流れを繰り返しながら大きくなっていくのか。

崩れ落ちた分を補って成長するチムニー

興味で海水水槽を維持し始めてから七年以上が経つ。これまでに珊瑚礁に生きる色々な生物を飼ってみては見送ってきた。今は魚類が三匹、甲殻類が三匹、イソギンチャクが一匹生きている。もちろんこれはパッと見、生物として認識し易い生物を挙げただけだが。

水槽のメンテナンスを怠っていた時期があったせいか、どういう条件で出現するのかよくわからないが、原始的な原核生物が幅を利かせている。シアノバクテリアやトロロ状藻(正式名不明)などが岩を覆いつくすのだ。

ウィキペディア – 原核生物

こういう趣味を広い意味で ”マリンアクアリウム” と言われ、その業界は ”アクア業界” と呼ばれる。業界から言わせれば、おそらく現状は劣悪な環境の典型で、即刻なんらかの対処が必要だと非難されるだろう。だが、魚類も甲殻類もその他も長い間元気に暮らしている(私感)。

実はこの原核生物、見た目が珊瑚礁のカラフルな色合いと合わず、茶色とかくすんだ色合いが多いので、私と同じ境遇の者達にはとにかく嫌われる。私も岩からむしり取っては捨て、むしり取っては捨てを繰り返していた。

だが触れてはいけないものに触れてしまった。

むしればむしる程どんどん増えていく。
さらにむしるとさらに増える。
歯ブラシでゴシゴシしても増える。
空気に触れさせても増える。
食べても増える。
バンザイ!

自然の力に完全に叩きのめされ、その結果放置するようになって数ヶ月。今度はみるみる減っていく。何もしてないのに減っていく。目には見えないが原核生物に対抗するなにかが出現したようだ。

自然淘汰。

増えすぎたら減らす、減りすぎたら増やす。こんな光景や活動をあちらこちらで見かけるようになった。だが今も昔も私達はどこで暮らし、どこに立っているのだろう、と再確認してみる事も必要なのかもしれない。

もちろん私の場合は、チムニーの上に立っていると認識している。

愛とチムニーの日々

深海にある熱水噴出域はね、極限環境って呼ぶんだって。
そうゆうの以外にも、違った意味での極限環境が思ったよりもずっと身近にあるんだよ。
例えばみんなが住んでいる家の中とかね。

 

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